前回、NISAにはS＆P500が良いと書きました。
まだ（１）を読んで見えない方は → 合わせて読みたい（１）NISAで最強！S＆P500！
しかし今年に入って米国のインフレの影響もあり、Ｓ＆P500は大きく下落しています。下のチャートをみても分かるように、日経225の方が下落が小さいです。青色のラインがS＆P500、水色が日経225になります。
参考：「2022年1月からのS＆P500 と日経225の比較」トレーディングビューより
この表でも分かるように、S＆P500が－18.10％に対し日経225が－5.23％の下落になっています。この下落は、積み立てNISAで20年間コツコツ積み立てて仮に2000万円に資産が増えても、積み立ての終盤でこのような暴落が来たら、半年でS＆P500は364万円のマイナスで、日本人の平均年収くらいのマイナスになります。（日本人男性の平均年収の442万円、女性の平均年収354万円であり、女性の平均年収より高いです）金額になります。更にこれで終わりではなく、どこまで下がるか分からないため、ダメージが大きいように思います。
参考：「2021年度の日本人の平均年収」国税庁より
積み立て投資では、後半の資産が大きくなってから暴落が来る方がいくら将来の値上がりが期待できるとしても、一年間一生懸命働いた年収や、中古のベンツ一台分の金額が含み損になるのは、精神的なダメージが大きいですね。
しかしこれも長期投資であれば問題ないと考えます。
米国株は過去200年、どのような不況であっても戦争になろうとも、右肩上がりで成長してきました。
下の表は、米国株に20年投資をし続けたら、どの期間から投資を始めても20年後に元本割れ（投資した金額よりマイナス）しないことを表しています。
参考：「ジェレミー・シーゲル 株式投資の未来」 より
長期投資を始めたらこれから先、どのような暴落があろうとも20年間ホールドすることを決めれば、必ず元本以上のリターンは期待できます。
ちょうど積み立てNISAの非課税期間が22年であり、20年積み立てを続ける強い意志があれば、必ず資産形成ができます！むしろ投資をしたら20年見ないで忘れてしまうような、ほったらかしの投資スタイルが良いと思います。
そして投資に慣れてきたら、スパイス的に少額のリターンの高い商品を購入するのも良いと思います。但しこれを中心にするのではなく、あくまでも補助的に少額が良いと思いますが・・・。
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