投資のヒアリハット(リーマンショックから学んだこと)Lv5

資産運用+FIRE

内容:レバレッジのかけすぎ。リスク管理が出来ていなかった。自分への過信と勉強不足。スリップページ、リクオート、オフクオートが理解できていなかった。

結果:一晩で資産マイナス200万円の損失。投資を5年間やめることになった。

対策:適切なレバレッジ比率(2倍程度)にする。レバレッジ資産は全体の資産の10%程度にする。資産管理、分散投資を行う。

リーマンショックで学んだこと

今回は、リーマンショックで一晩で200万円マイナスになった原因を振り返り、皆さんと共有したいと思います。

欲が出て、レバレッジを掛け過ぎてしまい、寝落ちしてしまったことも原因ですが、スリップページが原因だと思います。

スリップページってなんじゃそりゃ?てなると思いますが、

FXではスリップページ、リクオート、オフクオートなどがあります。ざっくりと簡単に言うと・・・

①スリップページ:注文とずれた金額で約定する。

②リクオート:注文をするかまたは決済をするかの選択を迫られる。

③オフクオート:FX業者に約定を拒否され、注文が自体が通らない。

というものです。

しかしスリップページやオフクオートの前に、FXの仕組みについて理解する必要があります。知っている方は飛ばしてください。

①FXの仕組み(差金決済、レバレッジについて)

FXは外国為替証拠金取引のため、差金決済といって、売買価格差に相当する差額の受け渡しのみを決済するというのがあります。

例えば1$=140円の時に100$=1万4000円分購入していれば、141円になると、100$が14100円になり、その差の金額で100円儲かります。そしてこれにレバレッジという倍率を×2、×3・・・とかけることで、100円の儲けが200円や300円になります。その代わり1$が140円が139円に下がった時は100円の差額分のマイナスが200円や300円になります。

②FXの仕組み(空売り、指値について)

また、FXに慣れてくると、「空売り」と言って「買う」だけではなく、「売り」から入る(後日買い戻す契約)ということもするようになります。例えば1$=140円の時に14000円分先に売り、後から買い戻す契約をして、1$=130円になった時に後から買い戻すとい、14000円(先に売り)ー13000円(買い戻す)=1000円の儲けになります。仕事をしている時など、ずっと株の動きを見ていることが出来ないため、「指値」というのがあり、この金額まで下がったら自動的に売買するというのがあります。

③FXの仕組み(IF-DONE注文 OCO注文について)

IF-DONE注文とは、「イフダン注文」と言われるもので、簡単に言うと、IF(もしここまで上がった(下がった)ら)、DONE(この金額で売ります(買います)よ。)というものです。

更にOCO注文というのがあり、OCOとは「One Cancels the Other」の略で、二つの注文を同時に発注し、片方の注文が約定すると、もう片方が自動的にキャンセルになる注文方法です。

例えば

110円になったら自動的に売り注文

109円になったら自動的に買い注文

を行うというもので、一度にこの2つの注文を出すことが出来、片方の注文が成立した時点で、もう片方の注文をキャンセルするというものです。

④FXの仕組み(通貨ペアについて)

だんだん複雑になりますが、FXに慣れてくるとこれらを使いこなせるようになり、使い方によっては大変便利なものになります。更にFXは通貨ペアというのがあり、米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円・・・というように、多くの通貨ペアを組み合わせて取引することになります。またそれぞれに相関関係があり、例えば円安で円が下がる時、「これ(米ドル/円)が上がれば、これ(ユーロ/円)も(豪ドル/円)も上がる。」、「米ドル/ユーロ」を見て、米ドルがユーロより強い時、ユーロ/円でユーロが強ければ、当然、米ドル/円も米ドルが強くなるだろう。と、パズルのように組み合わせて取引を行うことになります。

⑤FXの盲点(スリップページ等について)

ここでスリップページ、リクオート、オフクオートに戻ります。例えばリーマンショックなど相場が急激に大きく動いた時、スリップページと言って指値が約定しない時があります。私はリーマンショックの時、ちょうどFXに慣れてきたころで、レバレッジの倍率も高く、たくさんポジションを持っていました。リーマンショックでそれらが急激に動き、同時に約定したりしなかったり。ということが起こりました。その時、自分はIF-DONE注文などを使っており、更に複数の通貨ペアで取引しており、この通貨ペアが上がればこちらは損をしても、こちらで取り返せるというように複雑に指値を組んで取り引きしていました。スリップページやリクオート、オフクオートのように、片方だけ約定してもう一方が約定しないというようなことが起こると、非常にまずいことになります。ここで一気に資金が飛びました。

しかしこれらはFXの口座開設の時に細かく約款に書いてあり、同意のチェックボックスにレ点を入れています。自分のように証券会社に連絡して、知らなかったと言っても無駄です(笑)。一度決済されたお金は戻ってきません。

そして自分には同じように勉強不足で損をすることがある可能性が高いので、レバレッジ投資、FXは向いていないと思いました・・・。

しかしその後、投資を5年間やめて反省しましたが、→懲りずに復活→FX自動売買の詐欺に合う→二度目の懲りずに復活→日本の個別株投資→米国の個別株投資、米国インデックス投資 にたどり着きました。

→FX自動売買の詐欺に合う話は、近日公開予定。

→ 私が最終的にたどり着いたのは、こちらです。(1)NISAで最強! S&P500!へ続く

 

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